こんばんはー
ローソク足トレード手法を使った米国株の日足トレード、先週木曜日にリスクリワード1対1で決済となったCCL(カーニバル)の買いトレードです。

建玉日 | 時間軸 | ティッカー | 買い値 | 当初損切価格 | 決済日 | 決済価格 | 1株あたり損益 |
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6/24 | 日足 | CCL | 25.96 | 21.79 | 7/3 | 30.15 | +4.19 |
今回のCCL(カーニバル)のトレードも実にかんたんに勝てるチャートでした。
そもそもこの銘柄はチャートの動きが非常に素直で、シンプルなテクニカル分析だけでも十分に判断が可能な展開。特に今回は週足と日足のミドルを活用した典型的な押し目買いパターンがきれいにハマった好例だったと思います。
価格は一度大きく下落したあとで再び上昇に転じて週足ミドルと日足ミドルの両方をしっかり上抜け。その後に深めの押し目を形成してから週足ミドルを起点に再上昇を開始しています。この押し目は非常に重要なポイントでここで買いの準備ができていたかどうかがその後のトレードの成否を分ける局面でした。
ローソク足トレード手法ではこのような深めの押し目で、ちょうど勢いが切り返すタイミングに買いシグナルが点灯します。今回も例に漏れずそのタイミングでしっかりと買いエントリーを行いました。ちょうど地合いも良く建玉直後から一気に勢いづき怒涛の上昇となったため、リスクリワード1対1の水準をわずかに超えたところで利食いすることができています。
特筆すべきは新高値ブレイクのタイミングと重なった点です。高値更新の局面ではテクニカル勢だけでなく出来高を見て動く短期筋やアルゴも一斉に反応してくるため、買いが買いを呼ぶ展開になりやすい傾向があります。今回はその相乗効果にも乗ることができ非常に理想的な形での決済となっています。
実はこの動き、6月24日のNY市場オープン前のプレマーケットですでに予兆が出ていました。寄り付き前の段階で上昇していて実際にその日の寄り付きはギャップアップスタート。こういった窓開けスタートの場合、その後の値動きは大きく2パターンに分かれます。一つは窓を開けたままそのまま勢いよくガンガン上昇していくパターン。そしてもう一つは窓を開けた直後に失速し悲しいかなそこが寄り天となって下落していくパターンです。
どちらのパターンになるのかは事前に予測することはできません。ですが今回はそれを判断する上で非常に良い材料が揃っていました。それは「深い押し目の反発が日足ミドルではなく週足ミドルからだった」という点です。これはつまりより上位の時間軸が支配している強いトレンドの初動にあるというサインであり、短期的な下げであれば週足ミドルでは止まらず割ってしまう可能性もあるところ、今回は明確に反発して上昇してきたという事実がその信頼性を裏付けています。
僕はこの手の「週足レベルの押し目買いに日足で乗っていく」形は大好物です。勝ちやすいですからね。
上位足が上昇トレンドであれば下位足はそれに従いやすくなると言う基本中の基本戦略。今回も週足ミドルからの反発という中長期の買い圧力が背景にあることで、日足レベルでのエントリーが非常に勝ちやすくなったわけです。
こんな感じで複雑な指標やファンダメンタルズを一切使用せず、ただチャートの流れと移動平均線そしてローソク足が発するシグナルに注目するだけで勝ちやすいポイントを的確に捉えることが可能です。もちろんチャートだけを見てトレードするというスタイルには向き不向きがあるとは思いますが、僕自身は20年近くこの方法でやってきていますし、このやり方が相場の本質に最も近いと感じています。
ちなみにCCL(カーニバル)は世界最大のクルーズ船運航会社で、パンデミック以降に大きな打撃を受けた企業の一つです。しかし最近は旅行・観光需要の回復を背景に株価も長い下落トレンドからの回復基調に入っています。とはいえこういった会社の背景はあくまでおまけで、本質的な価格動向はチャートにすべてが現れています。上がるから買う、下がるなら買わない。シンプルに徹することで無駄なノイズに左右されないトレードができる訳ですね。
今回は地合い、チャート、タイミング、すべてが噛み合った理想的なトレードでした。このような鉄板パターンをひとつずつ積み重ねていくことで、無理なく利益を積み上げていけると改めて実感できる内容となりました(‘ω’)ノ