こんばんはー
ローソク足トレード手法を使った週足の米国株トレード、昨日リスクリワード1対1で利食い決済となったADEA(エクスペリ・コーポレーション)の買いトレードです。

建玉日 | 時間軸 | ティッカー | 買い値 | 損切り価格 | 決済日 | 利食い価格 | 損益 |
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6/23 | 週足 | ADEA | 13.62 | 12.84 | 6/30 | 14.30 | +0.68 |
近年ずっと月足ミドルで下支えされる形で反発上昇を繰り返してきたADEA(エクスペリ・コーポレーション)。今回も例外ではなく、同じような地合いの中での買いトレードとなりました。
具体的には、まず月足レベルでミドルラインに到達して下ヒゲをつける形で反発。そこから一旦上昇したあと短期的な押しをつけながら週足レベルまで落ちてくる展開となり、週足ミドルで再び支えられての上昇局面でエントリーしました。
このように上位足(月足)での下支えと下位足(週足)でのタイミングを合わせていくことで、エントリーの精度を高めるというのが僕の基本スタンスです。
なお、今回からチャート上に引く水平線の位置については少し仕様を変更しました。
これまでは建玉位置に水平線を引いていましたが、今後は損切り位置(=リスクの最大許容値)に水平線を引くようにしています。その方がチャートを俯瞰したときにリスクリワードや「どこまで崩れたらダメか」の判断がしやすいためです。
今回のADEAはいわゆる小型株の部類に入る銘柄です。株価水準も比較的低く建玉時の買い値も安価でした。そのため仕切り(決済)価格も当然ながら安くなります。
ここで注意が必要なのが、こういった小型株を利回りベースで考えたとき、ある程度のリターンを得るためにはロット(株数)を積む必要があるという点です。小額の株価で数%動いても元本が小さければ利益は伸びにくいからです。
ただしここにはもうひとつ重要な落とし穴があります。それが「流動性(=出来高)」です。小型株の中にはエントリー時はすんなり買えても、いざ利食いしたい場面になったときに板がスカスカで売れない・・・なんてこともよくあります。特に出来高が少ない銘柄だと「売りたい価格に買い手がいない」「約定しない」なんてことも珍しくありません。
そういう意味でも僕は小型株を選ぶ際には必ず出来高をチェックします。今回のADEAは、比較的出来高が安定しており売りたい時に板が厚くなっている傾向があるため、リスクはあるものの流動性に関しては一定の安心感がある銘柄だと判断しました。
このようにテクニカルだけでなく「実際にその価格で取引が成立しやすいかどうか」という、いわば”現場の肌感覚”も大事になってくるのが小型株トレードの特徴です。
とにかく、どんなに上昇しそうなチャートでも出来高が伴っていないと計画通りの決済ができないリスクがあります。特に短期で抜いていくタイプのトレードでは、「売りたいのに売れない」=「利食いできない」=「含み益が消えていく」という悪循環にもなりかねません。
したがって、これから小型株を扱っていこうという方はテクニカル分析とあわせて「流動性のチェック」をセットで行うことをおすすめします。
出来高がしっかり担保されている銘柄なら、こちらが売りたい価格で売りたいタイミングで注文を出しても買い手が存在しないという最悪のケースはある程度回避できます。
特に今回のようにチャートパターンや移動平均との位置関係が明確で、かつ出来高も十分にある銘柄に絞っていくことで、小型株トレードにおけるリスクを抑えながらチャンスを狙っていくことが可能になります(‘ω’)ノ